1.技術士ってなに?
技術士はアメリカでは、Professional Engineer、イギリスでは
Consulting Engineerと呼ばれ、文字どおり「プロの技術者」として
認定された資格である。
日本では、約4万人がこの資格を持っている。
2. 技術士のメリット
技術士の資格をとっても、すぐに給料が上がったり、昇進したり
することは 少ないようです。
(1) 褒賞金制度
私の元の勤務先では、技術士の資格を取得すると弁護士資格や
博士号などの取得と同じように、褒賞金(10万円)が出ます。
額の多少こそあれ、このような制度を取り入れているところは
多いようです。
(私が資格取得したとき、この制度はなかった。残念…。)
(2) 技術管理のための技術士を置く事が法で定められている企業では
技術士の資格が必須の仕事もあるようです。
(3) 大学院生でも「技術士補」の資格は取得でき、就職活動の際
アピールポイントになったとのリポートも有ります。
(4) 技術士事務所を開設でき、会社を退職後、一国一城の主として
「生涯現役」を 貫くこともできます。また、技術協力専門家として
海外で活躍することも可能です。
(5) 技術士受験講座の講師として、後進の資格取得に貢献でき
報酬もあります。
3. 技術士になるには
現行の制度では、次の2つのルートがあります。
(1) 大学エンジニアリング課程修了者が、第一次試験(毎年10月)に
パスして、「技術士補」の資格をとる。指導技術士のもとで、4年
以上の実務経験を積み、 第二次試験(毎年8月)をパスする。
(2) その他課程修了者は、7年間の実務経験を積み、第二次試験に
パスする。
身近に「技術士補」をみかけることが少ないところから、(2)の
ルートで資格を取得するケースが多いようです。