歯列矯正を途中でやめるリスクとは?中止すべき場合についてもご説明
歯列矯正を途中でやめると歯が元の位置に戻る「後戻り」や、噛み合わせの悪化といったリスクが生じます。
矯正中は歯を支える骨が柔らかくなっているため装置を外すと歯が動きやすく、治療開始前よりも歯並びが悪化することもあります。
歯列矯正は噛み合わせを考慮しながら計画的に進めるため途中でやめると上下の歯のバランスが崩れ、顎関節症の原因になることもあるのです。
しかし妊娠や病気、経済的な理由で中止を検討せざるを得ない場合もあります。
そのような場合は矯正歯科医と相談し、一時的に治療を中断するか最低限の調整を行って歯並びを維持する方法を検討しましょう。
例えばリテーナー(保定装置)を使用することで、歯の後戻りをある程度防ぐことができます。
矯正治療を途中でやめると様々なデメリットがあるため治療開始前に十分な計画を立て、継続できる環境を整えることが重要です。